肛門の左右(時計に例えれば4時と8時の位置)にある一対の袋を肛門嚢(腺)といいますが、この中に悪臭がする分泌物(液体〜ペースト状)が入っています。通常、ウンチをする時に肛門腺が圧迫されて、ウンチと共にこの分泌物が排泄されます。
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2.しっぽを持ち上げて肛門が見えるようにします。
3.肛門から押し出すように絞りだします。
この時に、勢い良く出てくる可能性もありますので、肛門をティッシュで覆い、絞るようにすると良いでしょう。(飛び散ると非常に臭いです。)
4.絞った後、お尻の汚れを拭きましょう。
肛門腺がうまく出ないでどんどんたまり続けてしまうと、炎症をおこしてしまい化膿しやすくなります。また、悪化するとお尻の皮膚が破けてしまうこともあります。自分の尾を追いかけるなどの仕草をすることもあります。また、肛門付近の皮膚が破れると出血したり、そこから膿が出てきたりする場合もあります。
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肛門腺を絞ってたまりすぎている分泌物を排出させます。また炎症がひどい場合や化膿が起こっている場合には化膿止めなどの薬(外用薬・内用薬)の投与を行います。
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肛門腺の切除を行うことは可能ですが、その場合、肛門腺破裂や肛門腺膿瘍等、肛門腺のトラブルを繰り返している場合に適用となることが一般的です。